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2005年07月11日

コンスタンティン

えー、ほんとは「ミリオンダラー・ベイビー」を観ようと思ってたんですが、本屋をウロウロしたり、晩メシ食ったりしてる間に、間に合わなくなってしまって。
でも同じシネコンでやっていた「コンスタンティン」が時間ドンピシャだったので、こちらを観ました。「おまえは時間が合えばどんな映画でもいいのか!」と言われそうですが、もちろんそんなことはないんです。なんとなく「ミリオンダラー・ベイビー」を観るのが、億劫になったんですね。本屋をウロウロしてる間に。
「ミリオンダラー・ベイビー」はたぶん傑作なんでしょう。イーストウッドだし、アカデミー賞だし。だけど、その傑作の案配というのがなんとなく予測がついてるというか、もう世の中には傑作を作れる人が何人ぐらいいるのかなぁ、5万人はいるんじゃないかなぁ、というか、オレは傑作を観たいのか?オレは傑作とかじゃなくて、ただ単に「すごいもの」を観たいんだろう、昔から。そうだろ?とか、ちょっと思ったわけです。
「傑作ならすごいはずじゃないか!」と言われそうですが、傑作でもそれほどすごくないものもある、というか、傑作だったけどすぐ忘れてしまうものがある、というか、「傑作」の仲間入りしたくて作ってるというか、最近の「傑作」はそんな感じなんです。「傑作はもういい」という言葉さえ頭に浮かんだ夜でした。
それで代わりに観た「コンスタンティン」は、「すごいもの」だったかというと、すごくはありませんでした。まぁ、レイチェル・ワイズという女優さんが好きなので、あと「傑作」でもなかったので、それはそれで文句言うつもりはありません。

投稿者: いがらしみきお | カテゴリー: アクション