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2005年07月10日

春夏秋冬そして春

キム・ギドクという人は、「魚と寝る女」とか「悪い男」とか、スキャンダラスな映画を撮る監督として有名です。西のギャスパー・ノエか東のキム・ギドクか、と言われてるほどですが、言ってるのはワタシだけなんで、信じないでください。これはDVDで観ました。
ギドクという監督は必ずと言っていいほど売春シーンを出す人です。この世に売春しない女の人はいない、と思ってるのかも。あははは。
今回は俗世間から隔絶された寺院にいるお坊さんの話なんで、さすがに売春シーンはないだろうと思ったら、DVDのジャケットに「無修正版」とかあるではありませんか。あはは。あはは、じゃないか。
だからそういうシーンはありますが、ギドク監督らしからぬ、煩悩と解脱の世界を描いています。別にらしくなくてもいいんですが、お坊さん、美しい自然、そして「春夏秋冬そして春」というタイトルから、三題噺として「こんな話かも」と予想したとおりの展開なので、終盤で爆睡してしまいました。ハッと目を醒ましたら、もう終わっていたので、寝てしまったあたりのシーンから見直したら、また寝てしまいました。えー、とにかくセリフの少ない映画です。そういう映画です。

投稿者: いがらしみきお | カテゴリー: ドラマ