「ソルトン・シー」、DVDです。なんか話題になったのかなぁ。誰も知らなかったりして。
監督がD・J・カルーソと言って、え?アンジェリーナ・ジョリーの「テイキング・ライブス」の監督?ワタシはまたレイ・リオッタ主演の「NARC」という警察ドラマの監督だと思って観たんですが。あははは、勘違い。「NARC」の監督はジョー・カーナハンでした。カーナハンの「NARC」はヤク映画として渋い線をグリグリしてたので、この「ソルトン・シー」もまたヤク映画として、痛いところをズブズブしてるんだろうな、と思って観たんですが、あ、そー。違う監督なんだ。
ま、ワタシの早とちりでしたが、ヤク映画というのは、雰囲気が肝心です。雰囲気さえいい感じなら、ストーリーとかはあんまり関係ない。その世界というか、雰囲気を楽しむだけに観るというか、ロードムービーなんかもそうですね。
でもヤク映画の雰囲気を楽しむってどういうことなのかなぁ。ヒトとして相当問題あるかもしれないですね。なんかドツボ感というのかな、それを見学するんだと思うんですが。
主演のバル・キルマーもなかなかのドツボ感で、ヴィンセント・ドノフリオの鼻のない売人、これなんか素晴らしいドツボ感でした。ドツボ感というのは、「こいつの運命もう決まってる」という感じのことでしょうか。それで言うと、ドツボ感のある人が増えてるような。
最近見かけたのは、近所の焼き肉屋で隣の席に来た、オヤジ、タバコプカプカ、嫁さん茶髪でジャージー、子供ほったらたかして二人で生ビールグビグビ、娘、肉来ても携帯パカパカ、息子、肉焼けてもゲームカチャカチャの家族ですね。まぁ、こういう人たちのドツボ感というのは見学しててもおもしろくないもんですが。
投稿者: いがらしみきお | カテゴリー: アクション