« フォーガットン | メイン | ザ・リング2 »

2005年07月16日

砂と霧の家

あー、今頃こんなのレビューしてる。まぁ、昨日DVDで観たもんですから。
家の所有権を巡る話なんですが、ジェニファー・コネリーが出てなかったら、観なかったでしょうね。
確かに家を巡る話ではあるんですが、結局、これオカネの話だと思います。家をとられたジェニファーもオカネがない、家をとったベン・キングズレーもオカネがない、オカネさえあれば、すべて解決するとは言わないけど、こんな話はなかったことになる。
オカネさえあれば、ジェニファーも働かないでいられるし、好きなだけタバコ吸えるし、好きなだけお酒も飲める。ベンもオカネさえあれば、隠れて日雇い仕事やらなくてもいいし、別荘も取り返せるし、また上流階級の仲間入りもできる。
「オカネがない話」を「オカネがあったら」ということにしてみると、この映画のテーマもなんとなく見えて来ますね。結局、ジェニファーも、ベンもみんな不幸になるエンディングなんです。それがこの映画の限界かもしれないですけど。
ところで、なんでこの映画のレビューをやろうと思ったかというと、確かに「昨日観たから」というのもあるんですが、最近、有名人がよってたかって臆面もなく騒いでいる、ホワイトベルトだか、ライブ8だかを批判しようと思ったんです。あと、「世界でただひとつの花」とかいうものを、臆面もなく歌ってるSMAPにも、この「砂と霧の家」にかけて、ちょっと批判というか、悪口を、と思ったんですが、なんか話が長くなりそうなのと、このHPに抗議が殺到したりするかもしれないので、また別の機会に。まぁ、別の機会なんてないかもしれないですけど。

投稿者: いがらしみきお | カテゴリー: ドラマ