「着信あり2」です。子供が借りて来てくれ、というので、DVDでいっしょに観ました。
「着信あり」の「1」の方も、確か子供といっしょに観たんですが、ウチの子は、こわがりのくせにこういうのを観たがるというか、こういうのを観たがるくせにこわがりという感じなんですね。
「1」の方は三池崇監督ということで、なんでもありというか、手加減なしのおもしろさがありましたが、「2」は塚本連平という監督、どうなるのかな、と思っていたら、なんか「アナコンダ2」の監督のように、丁寧に撮っていました。でもこの監督は決してホラーとか好きな人じゃないな、と思います。この人は基本的にいい人なんじゃないでしょうか。知らない人ですが。なぜいい人だと思うのかというと、「2」が「恋愛」というものを付け足してきたからというわけではなくて、禍々しいシーンを撮っても、なんか殺伐としていない。いい人に「殺伐」というニュアンスは撮れないと思います。
「殺伐としていないものはホラーではない」、または「殺伐としたものはすべてホラーである」というホラー原理主義者殺伐派のワタシとしては、なんか不満でしたが、子供にはちょうどよかったみたいで喜んでました。
しかし「1」は、柴咲コウ、「2」はミムラと、日本2大ホラー顔女優をキャスティングして来たのはエライと思います。「2」で、ワタシが一番震え上がったのは、絶叫するミムラの顔のアップでしたから。あははは。
投稿者: いがらしみきお | カテゴリー: ホラー