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2005年08月30日

えじき

映画バテ、まだつづいてましてね。ホラーだったら観れるかな、と思ってDVD借りてきました。ワタシの場合、夏バテの時は、ご飯の上に梅干しと氷を乗せてその上から水をかけた「梅干し水かけご飯」で乗り切りますが、映画バテの時はホラーに限ります。今までも何度かこれで救われてきました。
さて「えじき」。いきなりダメですよ、これ。なにか出てくるまで40分もかかります。ホラーでなにか出てくるまで40分というと、AVでエロ・シーンがはじまるまで40分かかるのと余り違わない。そりゃぁみんな怒り出すってもんです。出て来てからはいいかというと、オカネないのをバラしたくないのか、単発的になにか出て来るだけで、その辺で結局、惰眠に突入してしまいました。あとは知りません。
映画の予告篇で一番おもしろいのはホラーだと思うんですが、映画の駄作で一番ひどいのもホラーですね。なんというか打ちのめされます。アシスタントがヘナチョコな絵を描いてきた時の打ちのめされ方に似てる。「おまえな…」というか、「言ったろ…」というか、「もういい…」というか、とにかく「…」なんです。
結局、ワタシの映画バテ、さらにひどくなりました。せっかく「0:34」で少し調子が上向きかけたのに。やっぱりロメロの「ランド・オブ・ザ・デッド」観に行くしかないですかね。ま、こりゃぁ賭けみたいなもんですが。ダメ押しというか、返り討ちというか、奈落の底というか…、生き埋めというか…、とにかく「…」な目に遭わないとも限らないし…。……。

投稿者: いがらしみきお | カテゴリー: ホラー

2005年08月26日

0:34

 「レイジ34フン」と読みます。原題は「CREEP」です。終電過ぎたあとの地下鉄の駅に閉じこめられてしまうホラーなので、監督のクリストファー・スミスもインタビューで「0:34の方がいいタイトルだね」とか言ってました。「0:34」は東京の地下鉄の終電の時間だそうです。仙台だと「0:09」でしょうか。いろいろ地域色豊かに、それぞれの都市の終電の時間をタイトルにしてもよかったですね。全国共通のポスターの下に、白い紙にスミ1色でそれぞれの都市でのタイトルを入れた紙を貼るわけです。なんか昔の歌謡ショーのポスターみたいですが。あははは。
深夜の地下鉄駅というと、誰でも一度は、取り残された感覚とかうらぶれた気持ちとか感じたりするもんですが、そこをホラーの舞台に選んだということが、なんか特別なセンスというわけでもないでしょう。ワタシも深夜の「ブックオフ」で、ホラーを作れるかも、と思ったことがありましたが、この場合、バケてるのは、本そのものなんで、本に書いてある人物が次々出て来ます。今だと電車男が「今、会いにいきます」とか言いながら出て来て、「ブックオフ」の中心で「誰か助けてくださーいっ」とか叫んだりするのかも。
それで「0:34」、なかなかいいんですが、とりあえず今までのホラーの歴史と道具立てで作ってるという印象は拭えないですね。ま、ホラーって基本的にそういうものなんですが。歴史に対してリスペクトする、というか。それでもそろそろ新しいエポックになるホラーが欲しい。ロメロの「ゾンビ」のような。新しい解釈じゃなくて、発明に近いもの。それを作れたら誰でもきっと億万長者になれるでしょう。あっ、ロメロって、全然オカネなかったかな。ガレージセールで見つけたようなメガネかけてるし。そのロメロの20年ぶりのゾンビ映画「ランド・オブ・ザ・デッド」が、明日からはじまります。

投稿者: いがらしみきお | カテゴリー: ホラー

2005年08月22日

ブリジット・ジョーンズの日記/きれそうなわたしの12ヶ月

困ったな。なにも観たいものがないんで。
しかも、映画というか、フィクションに対して、最近ちょっと食傷気味です。フィクションというのはとにかく閉じた世界というか、いわば瓶の中に作った帆船模型のようなものなので、食欲のないところに「映画」とか出されると、ちょっとうんざりします。夏バテじゃなくて、映画バテでしょうか。夕方のニュース番組の方がまだ食欲そそられるので、最近はもっぱらそれを録画しといて、自民党のオヤジたちのキャラを楽しんでます。
んじゃ、コメディでも、と思って、「ブリジット・ジョーンズの日記」を借りて来たんですが、前作にはあった「英国風味」が随分と薄れてて、こうなるとハリウッドのおバカコメディとあまり変わらない。レニー・ゼルウィガーが、またわざわざ太ったりしてまで出る価値があったのかどうか、それをまたワタシがわざわざビデオ屋まで借りに行って、わざわざ家まで帰ってきて、わざわざDVDデッキにディスクを入れて、いつもうんざりする例のメニュー画面とやらを我慢してまで観る価値があったのかどうか、それぞれの疑問が頭の中をグルグルと駆けめぐり、混乱と悔恨の中でワタシは熟睡してしまうのでした。
ワタシ、レニー好きです。はじめて見たのが、トム・クルの「ザ・エージェント」だと思ってたんですが、実は「悪魔のいけにえ3/レジェンド・オブ・レザーフェイス」とか、「エンパイア・レコード」とか、その前にもいろいろ観てました。どこがいいのかと言うと、いわゆるハリウッド女優として、キュート系でもないし、セクシー系でもないし、名優系でもないところでしょうか。サンドラ・ブロックにカブってますね。角度によっては十人並み、というところなんかサンドラと同じだし。あははは。
さてさて、ワタシの映画バテ、いつまでつづくのでしょうか。

投稿者: いがらしみきお | カテゴリー: コメディー

2005年08月19日

着信あり2

「着信あり2」です。子供が借りて来てくれ、というので、DVDでいっしょに観ました。
「着信あり」の「1」の方も、確か子供といっしょに観たんですが、ウチの子は、こわがりのくせにこういうのを観たがるというか、こういうのを観たがるくせにこわがりという感じなんですね。
「1」の方は三池崇監督ということで、なんでもありというか、手加減なしのおもしろさがありましたが、「2」は塚本連平という監督、どうなるのかな、と思っていたら、なんか「アナコンダ2」の監督のように、丁寧に撮っていました。でもこの監督は決してホラーとか好きな人じゃないな、と思います。この人は基本的にいい人なんじゃないでしょうか。知らない人ですが。なぜいい人だと思うのかというと、「2」が「恋愛」というものを付け足してきたからというわけではなくて、禍々しいシーンを撮っても、なんか殺伐としていない。いい人に「殺伐」というニュアンスは撮れないと思います。
「殺伐としていないものはホラーではない」、または「殺伐としたものはすべてホラーである」というホラー原理主義者殺伐派のワタシとしては、なんか不満でしたが、子供にはちょうどよかったみたいで喜んでました。
しかし「1」は、柴咲コウ、「2」はミムラと、日本2大ホラー顔女優をキャスティングして来たのはエライと思います。「2」で、ワタシが一番震え上がったのは、絶叫するミムラの顔のアップでしたから。あははは。

投稿者: いがらしみきお | カテゴリー: ホラー

2005年08月16日

Nuages 雲 息子への手紙

「Nuages雲」です。風景マニアであるワタシとしては、観たい気持ちはヤマヤマだったんですが、副題の「息子への手紙」の方が気になって、今ひとつ踏ん切りがつきませんでした。しかし、もし自伝とか書くことになったら、そのタイトルを「いつも空ばかり見ていた」にしようと思っているぐらいの、空好きのワタシとしては、これはやはり見なければいかん、たとい母性愛テロ爆弾の巻き添えになろうとも。
というわけでDVD借りて来ました。雲の映像はまさに圧倒されるばかりです。動いている雲を見ていると、我々が見ているのは雲じゃなくて気流なんだ、ということがよくわかります。しかし、あー、ハイビジョンだったらなぁ。
ハイビジョンは不思議です。肉眼で見るのに近い解像度で、肉眼では絶対に見えない映像が生まれます。肉眼では捉えない光を、ハイビジョンでは捉えるというか、補正増幅して捉えてしまいます。肉眼が大気の色を見分けるというと、一般的には夕焼けなどの時に限られますが、ハイビジョンは午前と午後の大気の色の違いも、朝焼けと夕焼けの違いさえも、見せてしまうところがあります。これは風景だけじゃなくて、人の顔も不思議な顔にしてしまう。肉眼で捉えないホクロやシワをいちいち拾ってしまうので、みんながみんな、スーパーリアリズムの空山基が描くところのセクシーイラストのように見えてくるって言うか、見えないこともないって言うか、って感じです。
ま、デジタル補聴器なんかもそうなんですね。ワタシは難聴なんで補聴器の世話になっているんですが、デジタルの補聴器にしてから、川のせせらぎの音が聞こえるようになった代わりに、襟が首にこすれる衣擦れがこの世の物とは思えない音として聞こえてきます。補聴器だとそういう誤解を楽しむなんて芸当はできないんですが、ハイビジョンだと、なんか楽しいもんです。
えー、問題の「息子への手紙」のナレーション部分は、そんなに頻繁に入ってくるものじゃなくて、「やっぱり雲の映像だけじゃさびしいんじゃない?」という興行的見地から入れたとおぼしき程度のものでした。

投稿者: いがらしみきお | カテゴリー: ドキュメンタリー

2005年08月11日

コントロール

DVDです。ネタバレあるので気をつけてください。
レイ・リオッタとウィレム・デフォーの競演ということで、イヤがオウにもこれはワル同士の競演というか、どっちが犯人かわからないというか、悪のタイガー&ドラゴンというか、オレのケツにさわるなというか、なんかわかんないけど、ただじゃ済まないんじゃないか、という期待がありました。
でも、最近流行りのドンデン返しとかまたやられるとイヤだなぁ、と思ってたんですが、これがまたとんでもないドンデン返しが待ち受けてました。
リオッタは凶暴な死刑囚で、ある試薬の被験者になることを条件に死刑を免除されるんですが、これが「だんだんいい人になる薬」なんですね。それを開発したのが野心家の科学者デフォーです。で、監禁されて投薬される。そのうち薬が効いてきたのか、リオッタは涙を流して自分の罪を悔いるようになったので、デフォーの覚え目出度く社会復帰して、まじめに働きはじめる。あははは、リオッタがそんな簡単に改心するわけねえじゃん、薬効いてるふりして、そのうち逃げるつもりよ。デフォーだって善人ぶってるけど、結局リオッタを利用してるだけだから、そのうちどっちか、または両方とも馬脚現わすはずだって。と思ってしまう観客の予断こそが伏線だったのでぃっす!
いやー、見事にドンデン返されました!なんと二人ともとてもいい人だったではねいでぃすか!うーん、参りました。ここに至って、ワタシはこのキャスティングの意味がようやくわかったわけです。リオッタとデフォー使って、こういうエンディングというのは、みんな想定外っしょ。こういうのドンデン返しっていうのかな、「期待外れ」とまさに紙一重というか、表裏一体というか、一心同体というか、なんかまた人生を勉強させてもらったひと時でしたぁ。

投稿者: いがらしみきお | カテゴリー: サスペンス

2005年08月08日

パッチギ!

井筒監督の「パッチギ!」です。映画館に行けなかったのでDVDで観ました。
映画の中の時代は1968年、というとワタシが13歳の頃、登場人物と年齢的にもそんなにズレてないので、劇中歌である「スワンの涙」とか「イムジン河」とか「悲しくてやりきれない」とか「あの素晴らしい愛をもう一度」とか耳に入ってくると、もう条件反射的にその頃の映像が頭の中に浮かんできます。どんな映像かというと、遠くの山だったり、真冬の夕暮れだったり、誰かの家だったり、どこかの狭い路地とか、あとはたぶん女の子ですね。あははは。そこで浮かぶ女の子のイメージと、キョンジャ役の沢尻エリカのイメージは実にダブってます。
他にワタシの条件反射的楽曲というと、ボブ・ディランの「ライク・ア・ローリングストーン」と、ボブ・マーリーの「エクソダス」があります。この2曲なんかはイントロが聞こえてくるだけで、ワタシは立ち上がってしまいます。えー、おもしろがってワタシのそばでこの曲をかけたりはしないでください。
朝鮮高校というと、確か宮城県の方にもあったと思うんですが、いわゆる朝鮮人差別というか、日本人差別というか、東北の方ではどうだったんですかね。「パッチギ!」に描かれているようなことが…うーん、たぶんあったんでしょうね。ワタシが知らないだけで。
ワタシも受けた恨みをなかなか忘れないタイプなんで、アレなんですが、時代は変わります。50年、いや、たった30年で、自分を含めたほとんどのことが変わってしまいます。ワタシが年をとってなんかわかったことがあるとすれば、時間というか、歳月というか、それってなんか圧倒的だということです。その圧倒的なものに、ただ流されるだけじゃイヤなので、誰かを恨んだり、ケンカしたり、子供産んだり、歌をうたったり、沢尻エリカっていいなぁ、とか思ったりしてるんでしょうね、我々は。

投稿者: いがらしみきお | カテゴリー: ドラマ

2005年08月05日

ソルトン・シー

「ソルトン・シー」、DVDです。なんか話題になったのかなぁ。誰も知らなかったりして。
監督がD・J・カルーソと言って、え?アンジェリーナ・ジョリーの「テイキング・ライブス」の監督?ワタシはまたレイ・リオッタ主演の「NARC」という警察ドラマの監督だと思って観たんですが。あははは、勘違い。「NARC」の監督はジョー・カーナハンでした。カーナハンの「NARC」はヤク映画として渋い線をグリグリしてたので、この「ソルトン・シー」もまたヤク映画として、痛いところをズブズブしてるんだろうな、と思って観たんですが、あ、そー。違う監督なんだ。
ま、ワタシの早とちりでしたが、ヤク映画というのは、雰囲気が肝心です。雰囲気さえいい感じなら、ストーリーとかはあんまり関係ない。その世界というか、雰囲気を楽しむだけに観るというか、ロードムービーなんかもそうですね。
でもヤク映画の雰囲気を楽しむってどういうことなのかなぁ。ヒトとして相当問題あるかもしれないですね。なんかドツボ感というのかな、それを見学するんだと思うんですが。
主演のバル・キルマーもなかなかのドツボ感で、ヴィンセント・ドノフリオの鼻のない売人、これなんか素晴らしいドツボ感でした。ドツボ感というのは、「こいつの運命もう決まってる」という感じのことでしょうか。それで言うと、ドツボ感のある人が増えてるような。
最近見かけたのは、近所の焼き肉屋で隣の席に来た、オヤジ、タバコプカプカ、嫁さん茶髪でジャージー、子供ほったらたかして二人で生ビールグビグビ、娘、肉来ても携帯パカパカ、息子、肉焼けてもゲームカチャカチャの家族ですね。まぁ、こういう人たちのドツボ感というのは見学しててもおもしろくないもんですが。

投稿者: いがらしみきお | カテゴリー: アクション

2005年08月03日

50回目のファースト・キス

せっかく「恋愛」というカテゴリーを作ったのに、いつまでたっても空きのままなので、無理矢理「恋愛映画」を観て来ました。まぁ、「恋愛」なんてカテゴリーは無意味ですね。だったら「友情」とかいうカテゴリーだって作らなければいけないし、そうなると「旅」とか「料理」とか「健康」とか「収納」もありかも。
これは原題は「50回目のファースト・デイト」になっています。でもたぶん、観た人はみんな邦題の「ファースト・キス」の方が正解だと思うでしょうね。
舞台はハワイです。ハワイと聞けば観ないわけには行かない。今年の夏はハワイに行けそうもないし。「ビッグ・バウンス」という映画もハワイが舞台だというのでDVDで観たら、風景が全然「ハワイ」という感じがしませんでしたが、こちらはまだ「ハワイ」のニュアンスがあります。ハリウッドの映画に出てくるパソコンというと、だいたいマックなんですが、サンドラーが使ってるノートパソコンはVAIOでした。これもなんか「ハワイ」って感じしませんか?しませんね、すみません。
この映画も設定にツカミがあります。「交通事故によって、記憶が1日しか保てない女と、その女に惚れてしまった男のラブストーリー」です。つまり、女はひと晩寝ると、その男のことを忘れてしまうので、次の日、また「初対面」を繰り返さなければいけないし、いつまでたってもファースト・デイトをやることになるし、何回も何回もファースト・キスを繰り返し、毎日毎日ボーイ・ミーツ・ガールをやることになります。この映画の企画書になら、ディノ・ディ・ラウレンティスだって、角川春樹だって、「こいつぅ、ふっふっふっ。いいだろ、やってみろ!」とか言って、机の上にバーンと小切手帳を叩きつける音が響く、月曜日の午前10時の会議室って感じじゃないでしょうか。
主演はドリュー・バリモアとアダム・サンドラー。ドリュー、ワタシ大好きでーす。ドリューじゃないと、ちがう映画になってたかーも。もうおばさーんの入り口に片足突っ込んで、尻もでかーくなってしまったドリューのベビー・フエイス・キラー・スマーイルと、いつ見ても無責任顔のサンドラー。しかも舞台はハワーイ。文句言うヤツぁアロハの心が足んないのよー。マハーロ。

投稿者: いがらしみきお | カテゴリー: 恋愛

2005年08月01日

スターウォーズ/シスの逆襲

「スターウォーズ」。輝かしい名前です。「エピソードなんとか」が、つく前の「スターウォーズ」はワタシも熱狂して観ていました。25年ぐらい前のワタシの「将来の夢」のひとつに「スターウォーズ3部作をオールナイトで一挙に観てみたい」というものがあったぐらいでしたから。ちなみに他の夢としては「ワールドカップに日本代表が出るのを見てみたい」と「ライオンズマンションに住んでみたい」というものがありましたが、どちらも恥ずかしくてクチに出せない夢でした。だって当時、ワールドカップに日本代表が出るなんて、そんなこと言ったら小学生扱いされるに決まってましたから。ライオンズマンションにいたっては、何言われるかわかったもんじゃないし。あははは。
それが今では、スターウォーズ3部作はLDだけど3枚ともウチにあるし、日本は3大会連続してワールドカップに出場するし、ライオンズマンションはもういいです。あははは。
で、「スターウォース」ですが、この映画にはハートがない。あるのはILMの技術だけです。だからルーカスなんかいらないんじゃないでしょうか。ILMがあれば、この程度の「スターウォーズ」はいくらでも作れる。
ILM、それはまるで優秀なアシスタントのようです。場面転換ショットの、宇宙船だらけの遠景とか、高層ビルだらけの都市とか、ワタシには、まるで漫画家がアシスタントに資料丸投げで描かせた背景のように見えます。メカも描いてくれるし、アーマードスーツだの武器だの、しちめんどくせいものを、勝手にデザインしてくれるし、気の遠くなるようなモブ・シーンさえも文句言わずにやってくれる。こんなありがたいアシスタントはいない!ルーカス、オレにILM貸せ!かねてより構想中の、軌道を外れてしまったロケットの1億2千万年に渡る絶望的に孤独な旅を描く「アローン・ストーリー(仮題)」に出てくる深宇宙の驚天動地の姿を作れるのは、ILMしかない!ルーカス、おまえ邪魔!え?オレのものだ?あ、そうか。頼むよ、ILM貸してくれよ。時給900円ぐらいで。ルーカス、おまえの最高傑作は「スターウォーズ」なんかじゃない!ILMだ!

投稿者: いがらしみきお | カテゴリー: SF